エンベデッドHMI(HMI on Chip)はラティスのFPGA上で、エンベデッドグラフィカル人間-機械インターフェース(HMI)の迅速な作成・実装用の小型HMIソリューションです。HMIオンチップソリューションは、Mikroprojekt社がラティスCP3™HMI開発キットを使用して開発しました。
このソリューションはディスプレイの駆動やグラフィックレンダリング、エンベデッドビジュアリゼーションおよび小型QVGAから大型フルHDディスプレイまで幅広く対応し、様々な種類のタッチスクリーン・システムインターフェイス等の、完全な機能を提供します。
HOCソリューションの利点はHMIオンチップです。TFTディスプレイ駆動、グラフィックレンダリング、タッチスクリーン操作、およびシステムインターフェースは、通常のグラフィカルソリューションで必要とされるオペレーティングシステムや、関連する設計の複雑さの必要なく、FPGAハードウェアで直接処理されます。
内蔵のグラフィカルエンジン(IQエンジン)は統合インターフェイスプロジェクトファイルを解釈して、ホストアプリケーションと共有する設定値を視覚化および修正し、ユーザーインターフェイスを容易に統合できるようにします。FPGAを使用することで、ソリューションの完全な柔軟性が実現し、最も広い範囲のディスプレイ、メモリまたはシステムインターフェイスに対応します。
HOCソリューションはラティスECP3™ HMI開発キットによって評価することができます。ラティスECP3™ HMI開発キットはラティスECP3 Versa開発キットとアドオンHMIディスプレイキットを結合します。HMIディスプレイキットは、ラティスECP3 Versaキットの4.3インチTFTタッチスクリーン・メザニンモジュールに基づいています。このアドオンディスプレイ・メザニンモジュールはグラフィカルユーザーインターフェースの開発・評価を容易にするSDカードスロットも提供します。