パルス幅変調(PWM)はアナログ回路をデジタル的に制御する一般的な技法です。PWMはパルス幅を調整した矩形パルス波を使用し、結果として波形の平均値に変化をもたらします。本PWM実装では、MOSFET回路を介して流れる電流によって、負荷であるファンに送られる電力の大きさを制御します。
本参照デザインは、2ピンの簡素なファンに対する速度制御をPLDとMOSFET回路を使用することで実装するPWMファン制御です。3ピンのファンとPLDを使用する場合は、ファンからのセンス信号でフィードバックループを構成します。ファンデバイスと共に低コストPLDを使用することの利点は、PLDには完結した熱管理システムを実現するために十分なロジックリソースが残されている点です。